アメリカで生活していると、無性に日本食が食べたくなることがあります。ピッツバーグにも日本食のお店はいくつかありますが、今回は前から気になっていた 「鉄板焼 京都(Teppanyaki Kyoto)」 に行ってきました。
実際に訪れてみると、日本人のお客さんは見当たらず、むしろ地元の方々が食事を楽しんでいる様子。「日本食のお店だけれど、日本人だけをターゲットにしているわけではないんだな」と感じました。店内の様子と、実際に頼んだ料理を順番に書いていきます。
「鉄板焼 京都」とは?
「鉄板焼 京都(Teppanyaki Kyoto)」は、ピッツバーグのHighland Park地区にある、鉄板を使った日本料理を楽しめるお店です。
「鉄板焼き」と聞くと、シェフが目の前で豪快に肉を焼く“ヒバチ(hibachi)”のようなパフォーマンス系を思い浮かべる方も多いかもしれません。ただ、このお店はそうしたショー的な鉄板焼きではありません。お店自身も「ヒバチのようなパフォーマンスは期待しないで」と説明しているとおり、こちらは お好み焼きを中心とした、大阪の鉄板居酒屋のような“本格的な日常の日本食” を出すお店です。もともと「当時ピッツバーグになかったお好み焼きを出したい」という思いから始まったそうで、カウンターの鉄板で焼かれるお好み焼きや焼きそばなどを楽しめます。
派手な演出はありませんが、その分、家庭的で本場に近い味が味わえるのが魅力。「アメリカで、日本の鉄板料理や居酒屋メニューをじっくり味わいたい」という方にぴったりのお店です。

店内の雰囲気と、予約について
店内は、鉄板を囲む カウンター席(8席ほど) を中心に、テーブル席や座敷もある、こぢんまりとした空間です。カウンターに座ると、料理人が目の前で調理してくれる様子を眺められます。鉄板から立ち上る香りや音は、鉄板料理ならではの魅力。日本の鉄板焼き店を思い出すような雰囲気で、「こういうお店、久しぶりだな」と少し懐かしい気持ちになりました。

席数が少なめの人気店なので、予約をしておくと安心です。私が行ったときは予約なしでも入れましたが、時間帯や混雑によっては待つこともありそうなので、確実に入りたい場合は予約がおすすめ。なお、月曜が定休で、火〜金はランチとディナー、土日はディナーのみの営業です(時間は変わることがあるので、公式サイトや地図で最新を確認してください)。

日本語を話せる店員さんも
今回訪れて嬉しかったのが、日本語を話せる店員さんがいたことです。海外で日本食を食べるとき、日本語が通じる方がいると、それだけで少し安心します。シェフを含めスタッフもフレンドリーで、堅苦しい雰囲気はありません。料理について質問したり話したりもできるので、日本人にとっても利用しやすいお店だと思います。もちろん、英語での注文も問題ありません。
今回食べたもの
このお店には何度か足を運び、いろいろな料理を味わってきました。きんぴらごぼう、コロッケ、揚げ出し豆腐といった居酒屋の定番から、広島焼きや焼きうどんなどの鉄板料理、カモネギやげそ、そしてデザートの抹茶アイスまで。これまでに食べた中から、印象に残ったものを紹介します。
きんぴらごぼうは少し濃いめ
まずは、きんぴらごぼう。食べてみると、日本で食べるものよりも少し味が濃いめに感じました。甘辛い味付けがしっかりしているので、ご飯やお酒と一緒に食べるとちょうど良さそうです。

もしかすると、アメリカの方にも好まれやすいよう、少しはっきりした味付けにしているのかもしれません(あくまで私の印象です)。薄めの味に慣れていると「ちょっと濃いかな?」と感じる可能性はありますが、決して食べにくくはなく、箸が進む味でした。
一番のお気に入りはコロッケ
今回食べた中で、個人的に一番おいしいと思ったのがコロッケです。

外はサクッ、中はホクホク。日本で食べるコロッケを思い出すような味で、「海外の日本食」ということをあまり意識せずに楽しめました。海外で日本食を食べると「日本のものとは少し違うな」と感じることもありますが、このコロッケはかなり好みで、今回一番印象に残った一品です。
揚げ出し豆腐も日本らしい一品
続いて、揚げ出し豆腐。外を揚げた豆腐に、出汁のきいたつゆを合わせた、ほっとする味わいです。

派手な料理ではありませんが、海外生活をしていると、こういう日本らしい味が妙に恋しくなるもの。「日本食を食べている!」という満足感がありました。
広島焼きはトッピングを自分で選べる
鉄板料理でおすすめなのが、広島焼き。トッピングを自分で選べるスタイルで、焼き上がりはヘラ(こて)で少しずつ切りながら食べる、本場らしいスタイルも楽しめます。麺入りで食べ応えもあり、鉄板ならではの香ばしさが魅力です。

焼きうどんは濃すぎず食べやすい
焼きうどんは、味付けが濃すぎず、ちょうどよいバランスでおいしくいただけました。きんぴらが少し濃いめだったのに対し、こちらは日本の味に近い上品さ。鉄板で炒めた香ばしさもポイントです。

カモネギは本格的な味わい
意外な発見だったのが、カモネギ(鴨とねぎ)。日本のお店で出てきてもおかしくない、本格的な味でした。海外でここまでの一品に出会えるとは、といい意味で驚きました。

げそはマヨネーズと七味で本格派
げそ(イカの足)は、マヨネーズと七味が添えられていて、これがまた本格的。ピリッとした七味とマヨのコクが、香ばしいげそによく合います。日本の居酒屋気分を味わえる一品でした。

デザートは抹茶アイス
最後は抹茶アイス。食事の締めに抹茶の風味を楽しめて、鉄板料理や揚げ物のあとにもぴったりでした。日本食レストランでは、つい頼みたくなるデザートです。

日本酒や焼酎も豊富
「鉄板焼 京都」で印象的だったのが、日本酒や焼酎の種類が豊富なこと。海外の日本食店では日本酒を少し置く程度のお店もありますが、こちらは日本酒に加えてビールやワイン、焼酎まで幅広く扱っています。焼酎の飲み比べを楽しむこともでき、料理と一緒に日本のお酒をゆっくり味わえば、海外にいることを一瞬忘れてしまいそうでした。
お酒以外なら「Moshi」の炭酸ジュースも
お酒が得意でない方には、ソフトドリンクもおすすめ。「Moshi」のゆず&白桃の炭酸ジュースは、ふわっとゆずの香りが広がって、とてもおいしい一杯。日本らしい柑橘の風味で、料理ともよく合います。

日本人より、地元のお客さんが多い?
今回訪れたとき、店内に日本人のお客さんは見当たりませんでした。むしろ地元の方と思われるお客さんが多く、それぞれ食事を楽しんでいます。これが個人的にはとても興味深いところでした。
海外の日本食レストランというと日本人が多いイメージを持っていましたが、ここは「日本人が日本の味を懐かしむ場所」というだけでなく、地元の人にも日常の日本食として親しまれているように感じました。アメリカの人たちが日本食をどう楽しんでいるのかを見られるのも、海外生活ならではの面白さです。
こんな人におすすめ
- 日本食が恋しくなった人:きんぴらやコロッケ、揚げ出し豆腐など、ほっとする家庭的な味で、ちょっとしたホームシック対策にも。
- 日本食に興味があるアメリカ人と行きたい人:地元客にも親しまれている雰囲気なので、一緒に行っても楽しめます。
- 日本酒や焼酎が好きな人:お酒の種類が豊富で、料理と合わせてじっくり楽しめます。
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今回は、ピッツバーグ・Highland Parkの「鉄板焼 京都」に行ってきました。ヒバチのようなショーはありませんが、その分、お好み焼きをはじめとする本格的な鉄板料理・居酒屋メニューをじっくり楽しめるお店です。今回食べた中では、特にコロッケがお気に入り。きんぴらは少し濃いめでしたが、揚げ出し豆腐や抹茶アイスなど、日本人にもおなじみの味を違和感なく楽しめました。
そして何より面白かったのが、日本人客がほとんどおらず、地元の方に親しまれていたこと。日本の味が恋しくなったときはもちろん、アメリカ人の友人に日本食を紹介したいときにも、候補に入れておくと心強い一軒です。日本語を話せるフレンドリーなスタッフもいるので、英語での外食にまだ少し不安がある方にも利用しやすいお店です。
この記事で使える英語
日本食レストランで使える表現をまとめました。
What do you recommend?(おすすめは何ですか?)
メニューに迷ったら、店員さんに聞いてみるのが一番です。
- What do you recommend here?(ここのおすすめは何ですか?)
Could I see the drink menu?(ドリンク(お酒)のメニューを見せてもらえますか?)
日本酒や焼酎を試したいときに。
- Could I see the sake and shochu list?(日本酒と焼酎のリストを見せてもらえますか?)
Can we get the check, please?(お会計をお願いします)
食べ終わって、会計をお願いするときの定番です。
- Excuse me, can we get the check, please?(すみません、お会計をお願いします。)




