今回から、ピッツバーグからバハマのナッソー、そしてグランドケイマンへ旅行したときの様子を、3回に分けて書きます。今回の旅行では、ピッツバーグ → ニューアーク → ナッソー → グランドケイマン というルートを2泊3日で移動しました。

まずは旅行1日目。ピッツバーグを出発してナッソーに到着し、ホテルにチェックイン。その後、ナッソーの街を歩きながら観光スポットを巡り、現地の料理を楽しんだ様子をお届けします。

ナッソーってどんなところ?

今回訪れたのは、バハマの首都 Nassau(ナッソー)。バハマは、カリブ海に浮かぶ700以上の島々と2,000以上の岩礁などからなる国で、首都ナッソーはNew Providence Island(ニュープロビデンス島)にあります。バハマといえば、青く透き通った海や白い砂浜を思い浮かべる方が多いと思います。私も旅行前は「きれいな海を見て、リゾートでゆっくりする場所」というイメージが強かったのですが、実際に歩いてみると、海だけでなく、歴史的な建物や美術館、海賊にまつわるスポットなど、街歩きも楽しめる場所でした。

ピッツバーグからナッソーへ

1日目の移動は、Pittsburgh(ピッツバーグ)→ Newark(ニューアーク)→ Nassau(ナッソー) というルート。直行便ではなく、ニューアークを経由して向かいました。旅の始まりは、もちろんピッツバーグ空港からです。

ピッツバーグ空港でChick-fil-A

飛行機に乗る前に、空港で朝ごはん。選んだのは、アメリカではおなじみの Chick-fil-A(チックフィレイ)。今回食べたのは、Chicken Biscuit、Hash Browns、Chick-n-Minisです。

ピッツバーグ空港で食べたChick-fil-Aの朝食

やっぱりChick-fil-Aのチキンは美味しい!モーニングメニューは初めてでしたが、期待どおりの味に大満足。Chick-fil-Aは日本ではあまり馴染みがないので、アメリカ生活中に食べておきたいファストフードの一つです。空港で食べると「これから旅行に行くぞ!」という気分も高まります。

ナッソー空港に到着!

ニューアークを経由して、ついにナッソーへ。飛行機からはカリブ海の綺麗な光景を見ることができました。

機内から見たカリブ海

ナッソー空港(Lynden Pindling International Airport)はメインカラーがターコイズブルーで、いかにもカリブの国という雰囲気です。

ターコイズブルーが基調のナッソー空港
ナッソー空港のターミナル

ちなみに、着陸前の機内で入国カードと税関申告カードが配られて記入しました。書くのにボールペンが1本あると安心なので、手荷物に入れておくのがおすすめです。

(参考)今回はUnited航空を利用しましたが、ナッソーへはAmerican・Delta・JetBlueなど、多くのアメリカの航空会社が就航しています。さらにナッソー空港にはアメリカの事前入国審査(US Preclearance) があり、アメリカ行きの便に乗る前に、現地でアメリカの入国審査・税関を済ませられます(到着地では国内線扱いに)。以前取得したGlobal Entry の面接も、ここで受けられるほど。それだけアメリカからの旅行者が多い街、ということなのだと思います。

空港からホテルまではタクシーを利用しました。驚いたのは、タクシーも町を走る車も日本車が多いこと。バハマは日本と同じ左側通行なので、日本の中古車がよく使われているそうです。

バハマのタクシー・お金メモ

初めてだと戸惑うので、タクシーとお金まわりのポイントをまとめておきます。

  • 公式タクシーは黄色いナンバープレート(黒文字) が目印。屋根に"TAXI"表示があることも多いです。安心して乗るために、プレートの色と運転手のID掲示を確認しましょう。
  • 料金はメーターではなく、行き先ごとのゾーン料金(政府規定)。空港からダウンタウン(British Colonial周辺)までは、2人でおおよそ32ドルが目安でした(時間帯などで多少前後します)。
  • 支払いは現金が基本。米ドルがそのまま使えます(バハマドルと1:1)。ただし、米ドルで払うとお釣りはバハマドルで返ってくることが多いです。バハマドルは国外での両替が難しいので、出国前に使い切るのがコツです。

ホテルはBritish Colonial Nassau

今回宿泊したのは、British Colonial Nassau 。ナッソーの中心部にある歴史あるホテルで、街歩きに便利な立地です。今回はビーチだけでなく街も観光したかったので、ホテルの場所はかなり重要でした(このホテルは2023年末に大規模改装を経てリニューアルし、現在はHilton系列を離れて独立運営になっています)。

British Colonial Nassauの外観

館内はとても綺麗で、部屋の広さも十分。プールもあり、プールを通り過ぎるとすぐに透き通る海が広がっています。

British Colonial Nassauのプールと海
プールの先に広がる海

海側にはプールがあり、タオルが用意されているほか、砂を落とせる足洗い場(水道) もあって、ビーチとの行き来がしやすく便利でした。

まずはBahamian Cookin’ Restaurant and Barへ

ホテルを出て最初に向かったのは、Bahamian Cookin’ Restaurant and Bar 。旅行系のYouTube「しげ旅」で見て気になっていたお店で、せっかくバハマに来たので、まずは現地の料理を食べてみることにしました。

Cracked Conch(コンクのフライ)

まず食べてみたかったのが、Cracked Conch(クラックド・コンク)。「Conch(コンク)」は大きな巻貝で、バハマでは非常によく食べられている食材です。Cracked Conchは、コンクの身に衣をつけて揚げた料理。見た目は馴染みのある揚げ物ですが、食べるとコリコリした食感でした。バハマに来たら一度は食べたい一品です。

もう一つ注文したのが、Conch Chowder。こちらもコンクを使ったスープで、想像どおりの優しい味わい。バハマではコンク料理がとても身近なようで、「せっかくだからコンクを食べておこう!」という気持ちになります。

Conch Chowder(コンクのスープ)

飲み物には、Goombay Punchを注文。バハマらしい名前のパイナップル系ソーダですが、飲んでみるとかなり甘く、どこかエナジードリンクのような雰囲気も。実際、1缶(約355ml)で糖分約54g・約220kcalと、コーラ(約39g・140kcal)を大きく上回る甘さです。「これがバハマの味か……!」と、ちょっとしたカルチャーショックでした。

Goombay Punch(バハマのソーダ)

参考までに、このお店での食事は2人で40ドルほど(チップ込み)でした。

Parliament Square

ここからは徒歩で観光スポットを巡ります。ナッソーにはjitney(ジトニー)と呼ばれる路線バスもありますが、路線が旅行者にはやや分かりにくそうだったのと、今回のスポットは歩ける範囲に集まっていたので、街歩きも兼ねてすべて徒歩で回りました。

まず通りかかったのは、ダウンタウンの中心にある Parliament Square(パーラメント・スクエア)。わざわざ「観光しに行く」というより、街を歩いていると自然に目に入る、街並みの一部のような広場です。19世紀初頭に建てられた淡いピンク色のジョージ王朝様式の政府建築が並び、今もバハマ議会(下院・上院)が置かれています。中央にはヴィクトリア女王の像が立ち、イギリス統治時代の面影を感じられる場所。建物の色がとても綺麗で、思わず足を止めて眺めました。

ちなみに、ダウンタウンには大型のクルーズ船が何隻も停泊していて、船から降りてきた観光客で街はかなり賑わっていました。ナッソーはカリブ海クルーズの主要な寄港地なので、日中の街なかは想像以上に人が多い印象です。

Parliament Square(ピンクの政府建築)

Pirates of Nassau

続いて向かったのは、Pirates of Nassau 。その名のとおり、ナッソーと海賊の歴史をテーマにした博物館です。

Pirates of Nassau

ナッソーは、かつて「海賊の都」とも呼ばれた場所。館内は思った以上に本格的で、暗い船内や当時の道具、拷問具の展示などがリアルに再現されていて、思わず足がすくむほどでした。ナッソーが単なるリゾート地ではなく、海賊の歴史を持つ街だと知ることができます。こうした歴史を知ってから街を歩くと、見え方が変わって面白いです。

当時の様子を再現した展示

入場料は大人14ドル、子ども(4〜17歳)7ドル。自分のペースで見て回れる、雨の日にもぴったりのスポットです。

余談ですが、ピッツバーグのMLBチームも「Pirates(パイレーツ)」。海賊の街を歩いていると、なんとなく親近感が湧いてくるような気もしました。

次に訪れたのは、National Art Gallery of the Bahamas(NAGB) 。バハマのアートを紹介する国立美術館です。バハマの歴史や文化を、絵画や現代アートを通して知ることができ、リゾート旅行とはまた違った楽しみ方ができます。原色を生かした鮮やかな色彩と、輪郭をはっきり描く作品が多いのが印象的でした。入場料は大人約10ドルです。

National Art Gallery of the Bahamasの展示

The Queen’s Staircase

そして、ナッソー観光で有名な The Queen’s Staircase(女王の階段) へ。この階段は、18世紀に奴隷の人々が岩(石灰岩)を削って作ったとされ、ナッソーの歴史を知るうえでも重要な場所です。見学は無料です。

The Queen’s Staircase(女王の階段)

現在は緑に囲まれた階段を歩いて上ることができます。写真で見るよりも、実際に立ってみると「これを人の手で作ったのか……」と、歴史の重みを感じました。ただの観光名所としてではなく、バハマの歴史を知ってから訪れると、また違った印象を受ける場所だと思います。

ちなみに、この女王の階段の近辺は少し治安が良くないと感じました。事前に調べて知ってはいましたが、実際に歩くと人通りが少なく、すれ違う人に少し警戒が必要な場面も。行かれる際は十分に気をつけてください。

ナッソーでの夜ご飯

1日歩き回って、すっかりお腹が空きました。夜ご飯に選んだのは、Gourmet Seafood House というシーフードレストラン。海に囲まれたバハマなので、夜もシーフードを楽しみます。

まずはFried Whole Snapper。

Fried Whole Snapper(フエダイの姿揚げ)

Snapperはフエダイの仲間で、カリブ海周辺でよく食べられる魚。それを丸ごと揚げた料理です。少し味は濃いめでしたが、ピッツバーグではなかなか魚を食べる機会がないので、とても嬉しい一品でした。

もう一つ注文したのが、Gourmet Seafood Dip。シーフード入りのディップを、ナチョスにつけて食べます。

Gourmet Seafood Dip

チーズたっぷりのディップにエビが入っていて、とても美味しい一品でした。この日の夕食は、頼んだのはこの2品で、2人90ドルほど(チップ込み)。シーフードは少しお高めですが、ピッツバーグではなかなか味わえないので満足でした。

ナッソー1日目を終えて

こうして、ナッソー初日は終了。ピッツバーグを出発して飛行機を乗り継ぎ、ホテルにチェックイン。その後は、Bahamian Cookin’ Restaurant and Bar、Parliament Square、Pirates of Nassau、National Art Gallery of the Bahamas、The Queen’s Staircaseと、かなり盛りだくさんの一日になりました。

そして、朝はピッツバーグ空港でChick-fil-A、昼はバハマ料理、夜はシーフード。初日から食べてばかりの旅行です(笑)。

ナッソーというと「きれいな海!」というイメージが強かったのですが、実際に街を歩くと、歴史や文化を感じられる場所がたくさんありました。特に、海賊の歴史やイギリスとのつながりを知ると、街が少し違って見えてきます。何より、ピッツバーグから飛行機を乗り継いでカリブ海まで来たこと自体が、なんだか不思議な気分でした。

次回は、いよいよ グランドケイマンへ移動します。

この記事で使える英語

ナッソーのタクシーやレストランで使える表現です。

Is this an official taxi?(これは公式のタクシーですか?)

黄色いナンバープレートが目印ですが、不安なときは確認を。

  • Excuse me, is this an official taxi? How much to downtown?(すみません、公式のタクシーですか? ダウンタウンまでいくらですか?)

Can I pay in US dollars?(米ドルで払えますか?)

米ドルはそのまま使えますが、お釣りはバハマドルで返ってくることが多いです。

  • Can I pay in US dollars? — Sure, your change will be in Bahamian dollars.(米ドルで払えますか?——はい、お釣りはバハマドルになります。)

What’s the local dish here?(この土地の名物料理は何ですか?)

コンク料理など、バハマならではの一品を尋ねるときに。

  • What’s the local dish here? — You should try the conch.(名物料理は何ですか?——コンクを試してみて。)

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