アメリカでの生活が始まってしばらくすると、ふと恋しくなる日本の食べ物があります。その中でも、個人的に強く「食べたい」と思ったのが納豆でした。

好き嫌いが分かれる食品ではありますが、日常的に食べていた方にとっては、しばらく口にしないだけで無性に食べたくなるものではないでしょうか。

ピッツバーグで納豆を手に入れる方法は、結局2つ見つかりました。それぞれ買って食べた感想まで書きます。

アメリカでも納豆が食べたい!

アメリカに来てまず感じたのは、日本の食材が思ったよりも手に入りにくいということです。特に納豆のような発酵食品は、一般的なスーパー ではほとんど見かけることがありません。

もちろん、日本食レストランで納豆巻きとして食べることはできますが、「家で納豆ごはんを食べる」という日常とは少し違います。

そのため、「やっぱり納豆が食べたい」と思い、購入方法を探すことにしました。

ピッツバーグで納豆を探す

ピッツバーグには、日本の食材を扱っているスーパーがあります。その一つが Tokyo Japanese Food Store(東京商店) です。

こちらのお店では、日本で見かけるようなパックの納豆を購入することができます。冷蔵・冷凍の状態で販売されており、日本の食卓にかなり近い形で手に入るのが魅力です。

ただし、価格はやはり日本よりも高めです。 私がおかめ納豆極小粒を購入した際は、3.39ドルでした。 1パックあたり1.13ドル(約177円、執筆時点のレートで換算。以下同)になります。 輸入コストなどを考えると仕方のない部分ではありますが、日常的に食べるには少しハードルを感じるかもしれません。

またおそらく冷凍された納豆で、実際に食べてみると次のような点が気になりました。

  • 粘りがやや弱くなることがある
  • 香りが少し穏やかになることがある
  • 豆の食感がわずかに柔らかく感じる場合がある

今回私が東京商店で購入した納豆は、「ほぼ日本の納豆と同じ」と感じました。 特に強い劣化や違和感はなく、日常的に食べる分には十分満足できる品質です。むしろ海外であることを考えると、かなり安定したクオリティだと感じました。

Boston Nattoという選択肢

もう一つ見つけたのが、アメリカ国内で製造されているAya’s Culture KitchenさんのBoston Natto です。

オンラインで注文できるため、店舗に行かずに自宅で受け取ることができます。アメリカ国内で作られているため、輸入品とは異なり、鮮度管理の面で安心感があります。

実際に購入してみた

今回購入したのは Natto Lover’s Gift Set です。

このセットには、

  • 納豆4パック
  • ランチバッグ

が含まれていました。

それとは別に、納豆用のタレ も追加で購入しました。

注文から到着までは約2日ほどで、非常にスムーズでした。冷蔵状態でしっかりと梱包されており、品質管理も安心できる印象です。

Boston Nattoのギフトセット付属のランチバッグ
取り寄せたBoston Nattoのセット内容

気になるお値段

今回の購入金額は、納豆4パック・ランチバッグで合計33ドルでした。タレは別途購入しています。

仮にランチバッグを13ドルとすると、納豆自体の価格は1パックあたり約5ドルとなります。

ここで、日本の納豆と比較しやすいように内容量を揃えて考えてみます。

Boston Nattoは1パックあたり160g入っています。一方、アメリカでも比較的手に入りやすいおかめ納豆は1パック50gです。

この差を踏まえて換算すると、Boston Nattoは160gで約5ドルのため、50gあたりに換算すると約1.56ドル(約240円前後)となります。

またピッツバーグの場合、8.99ドル(1,408円)の送料がかかります。

このように見ると、日本の納豆と比べればやはり割高ではありますが、「アメリカで納豆を購入する」という条件を考えると、極端に高いという印象ではなく、現実的な価格帯に収まっていると感じました。

また、容量が多い分、1回で食べきる量を調整できる点も使いやすいポイントだと思います。

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実際に食べてみた感想

気になる味ですが、日本で食べる納豆とほぼ同じ印象でした。

香りや粘り、豆のやわらかさなどに違和感はなく、とても自然で優しい味です。海外製ということで多少の違いを想像していましたが、嬉しい意味で期待を裏切られました。

また、日本の納豆と比べて1パックあたりの量がやや多く感じました。

そのため、別途購入したタレを使う際は、量を少しずつ調整しながら加えるのがちょうど良いと感じました。

なお、カラシは付属していないため、必要な場合は現地のスーパーなどで別途購入する必要があります。

Boston Nattoのパッケージ
Boston Nattoの納豆
タレを加えて混ぜた納豆

アメリカで納豆を楽しむということ

今回実際に納豆を取り寄せてみて感じたのは、「少し工夫すれば、日本の食生活に近づけることができる」ということでした。

価格や手軽さの面では日本と同じとはいきませんが、それでも自分の好きな食べ物を取り入れることで、生活の満足度は大きく変わります。

納豆のような日常的な食品こそ、海外生活の中での小さな支えになるのかもしれません。

まとめ

今回私が試した、ピッツバーグで納豆を手に入れる方法は以下の2つです。

  • 日本食スーパー(東京商店)で購入する
  • Boston Nattoをオンラインで注文する

東京商店で販売されている納豆は、日本で一般的に見かけるものに近い形で購入できる点が安心感につながります。冷蔵または冷凍で流通していることが多く、すぐに食卓に取り入れられる手軽さがあります。また、価格面でも比較的落ち着いた水準で、日本での感覚に近い形で選べる点も魅力です。

一方で、流通過程や保存状態の違いによっては、風味がごくわずかに変化している可能性も考えられます。ただし実際には大きな違和感があるというよりも、環境の違いによる繊細な差として感じられる程度であり、日常的に食べる上では十分に満足できる品質だと感じました。

Boston Nattoはアメリカ国内で製造されているため、入手のしやすさや配送の安定性という点で利便性があります。内容量が多めに設定されていることもあり、1パックあたりの満足感がしっかりしている印象です。味わいについても日本の納豆にかなり近く、日常的に取り入れる選択肢として成立していると感じました。

ただし、Boston Nattoの場合はタレが別売りとなっており、さらにカラシの取り扱いもないため、付属品を含めて日本と同じ形で楽しみたい場合には別途準備が必要になります。その点では、食べ方の自由度はある一方で、少し工夫が必要になる場面もあります。

このように見ていくと、それぞれの選択肢には異なる良さがあり、どちらが優れているというよりも、求めるスタイルによって適した方法が変わる印象です。日常の中でどのように取り入れたいかによって、自然と選び方が分かれていくように感じました。

アメリカでも、探してみると意外と日本の味に出会うことができます。これからも、日々の暮らしの中で小さな楽しみを見つけていきたいと思います。

この記事で使える英語

納豆を探して、買って、食べる中で、覚えておくと便利だと感じた英語表現です。

Do you have natto available?(納豆はありますか?)

お店で在庫を尋ねるときのひとことです。available(入手できる)は、海外で日本食を探す場面で何度も使いました。

  • Do you have natto available?(納豆はありますか?)

refrigerated / frozen(冷蔵の/冷凍の)

納豆は店によって冷蔵と冷凍が分かれます。東京商店でどちらを買うか選ぶときも、この2語を知っているだけで棚の前で迷わずに済みます。

  • Some stores sell refrigerated natto, while others carry frozen versions.(冷蔵の納豆を扱う店もあれば、冷凍を扱う店もあります。)

authentic / surprisingly good(本格的な/意外とおいしい)

食べた感想を伝えるときの表現です。「海外なのに日本と変わらない」を一言で表せます。今回のBoston Nattoは、まさにこの一言がぴったりでした。

  • The natto tasted surprisingly authentic, even though it was made in the US.(アメリカ産なのに、驚くほど本格的な味でした。)

  • The natto from Boston was surprisingly good — almost like the real thing.(ボストン産の納豆は意外なほどおいしく、本物とほとんど変わりませんでした。)