PNCパークでMLBを観戦してから、「これ、英語でどう言うんだろう」と気になる表現がいくつかありました。球場内の案内を読む時、実況を聞く時、試合の感想を話す時——知っておくと観戦がぐっと楽しくなる言葉が意外と多くあります。
この記事では、MLB観戦にまつわる英語表現を8つ紹介します。
観戦体験記はこちらもあわせてどうぞ。
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球場・試合の基本
lineup
先発メンバー・打順
その日の試合に出場する選手と打順を示したリストのことです。試合前に球場のスクリーンやアプリで確認できます。starting lineup(スターティングラインアップ)と言うと「この試合の先発メンバー」という意味になります。野球以外でも「出演者リスト」や「番組の構成」という意味で広く使われる言葉です。
例文
- Ohtani is batting fourth in today’s lineup.(大谷選手は今日の打順で4番に入っています。)
- The concert lineup for this year’s festival looks amazing.(今年のフェスのラインアップはすごいですね。)
inning
イニング・回
野球の試合における「回」を指す言葉です。MLBは9イニング制で、各イニングに表(top)と裏(bottom)があります。「7回表」はthe top of the seventh inningと表現します。PNCパークでの観戦では、7回表に大谷選手がタイムリーツーベースヒットを放ちました。日本語でも「イニング」として定着していますが、英語の発音は「イニング」に近いです。
例文
- Ohtani hit an RBI double in the top of the seventh inning.(大谷選手は7回表にタイムリーツーベースヒットを打ちました。)
- The game went into extra innings after a tie in the ninth.(9回に同点となり、試合は延長戦に入りました。)
プレーを表す
RBI
打点(Runs Batted Inの略)
打者が打つことで走者をホームに返した得点のことです。Runs Batted Inの略で、「アールビーアイ」と読みます。野球の実況や記事でよく登場する統計用語です。大谷選手のようなクリーンアップ打者を表現する際には欠かせない言葉です。複数形はRBIsまたはRBIどちらも使われます。
例文
- Ohtani now has over 60 RBIs this season.(大谷選手は今シーズンですでに60打点以上を挙げています。)
- She got full marks on the test — a real RBI moment for the team.(彼女はテストで満点を取りました。チームにとって大きな貢献です。)
walk-off
サヨナラ(の)
9回裏(または延長戦の最終回裏)に、守備側チームがそのままグラウンドを去らなければならない形で試合が終わることを指します。walk-off home run(サヨナラホームラン)、walk-off hit(サヨナラヒット)のように使います。「歩いて去る(walk off)」というイメージから来た表現で、劇的な場面を表す言葉として実況でもよく使われます。
例文
- The Pirates won with a walk-off single in the bottom of the ninth.(パイレーツは9回裏のサヨナラシングルで勝利しました。)
- That last-minute goal was a real walk-off moment for the team.(あの土壇場のゴールはチームにとってまさにサヨナラ勝ちのような瞬間でした。)
球場での案内・雰囲気
standing room only
立ち見のみ・満員
全ての座席が売り切れており、立ち見しか残っていない状態を指します。略してSROと表記されることもあります。人気カードや重要な試合では、チケットがstanding room onlyになることも珍しくありません。「大盛況・超満員」というニュアンスでも使われます。
例文
- The Dodgers game was standing room only — every seat was taken.(ドジャース戦は立ち見のみで、全席が埋まっていました。)
- The venue was standing room only by the time the headliner came on.(メインアクトが始まる頃には会場は超満員でした。)
national anthem
国歌
試合前に斉唱される国歌のことです。アメリカではThe Star-Spangled Banner(星条旗)が歌われます。MLBに限らず、NFL・NBA・NHLなどアメリカのプロスポーツでは試合前の国歌斉唱が定番です。観客が帽子を取って胸に手を当てる姿は、アメリカのスポーツ文化を象徴する光景の一つです。
例文
- The national anthem was performed live before the first pitch.(始球式の前に国歌が生演奏されました。)
- Athletes from both countries stood respectfully during each other’s national anthem.(両国の選手たちはお互いの国歌演奏中、敬意を持って立っていました。)
感想・実況的な表現
dominant
圧倒的な・支配的な
投手が打者を圧倒している場面や、チームが試合を支配している状況を表す形容詞です。amazingやgreatより「相手を寄せ付けない強さ」というニュアンスが強く、スポーツの実況や試合後のコメントでよく使われます。ポール・スキーンズのような本格派投手のピッチングを表現するのに特に適した言葉です。
例文
- Skenes was absolutely dominant on the mound tonight.(スキーンズは今夜、マウンドで圧倒的な投球を見せました。)
- The company has been dominant in the smartphone market for years.(その会社は何年もスマートフォン市場で圧倒的な地位を築いています。)
back-to-back
連続した・続けて
「2つのことが間を置かずに連続して起きる」ことを表す表現です。野球ではback-to-back home runs(2者連続ホームラン)やback-to-back wins(連勝)のように使われます。スポーツの文脈に限らず、「予定が連続して入っている」といった日常的な場面でも自然に使える表現です。
例文
- The Dodgers hit back-to-back home runs in the fifth inning.(ドジャースは5回に2者連続ホームランを放ちました。)
- I have back-to-back meetings all morning — no time for lunch.(午前中はずっと会議が続いていて、昼食を取る時間もありません。)
野球の専門用語は多いですが、今回紹介した表現は実況や日常会話でも頻繁に登場するものばかりです。観戦前に頭に入れておくと、球場での体験がより楽しくなると思います。ぜひPNCパークへ足を運ぶ際に使ってみてください。



