ピッツバーグでブロードウェイのツアー公演を観に行ってから、「この場面、英語でどう言うんだろう」と気になる表現がいくつかありました。チケットを買う時、劇場内の案内を読む時、公演の感想を話す時——知っておくとスムーズに楽しめる言葉が意外と多くあります。
この記事では、ブロードウェイ観劇にまつわる英語表現を8つ紹介します。
観劇体験記はこちらもあわせてどうぞ。
→ ピッツバーグでブロードウェイを観るー『The Great Gatsby』観劇レポ
劇場・チケット
box office
チケット売り場
劇場のチケット窓口を指す言葉です。オンラインでチケットを購入することが多い現代でも、box officeという言葉自体はよく使われます。「チケットが売り切れた」という意味のsold outと組み合わせて使われることも多いです。また、映画の興行収入を指す言葉としても使われます。
例文
- I bought the tickets at the box office before the show.(公演前に窓口でチケットを買いました。)
- The movie was a huge box office hit.(その映画は大ヒット作でした。)
matinee
昼公演・マチネ
午後の早い時間帯に行われる公演のことです。夜公演はevening performanceと呼ばれます。ブロードウェイでは週末に昼公演が設定されていることが多く、チケットが比較的安めになる場合もあります。日本語でも「マチネ」として使われることがありますが、英語ではmatineeと綴ります。
例文
- We went to the Saturday matinee since the evening tickets were sold out.(夜公演のチケットが売り切れていたので、土曜の昼公演に行きました。)
- Matinee tickets are usually cheaper than evening performances.(昼公演のチケットは夜公演より安いことが多いです。)
公演・舞台
touring production
全米ツアー公演
ブロードウェイの本拠地であるニューヨーク以外の都市を巡る公演形式のことです。Broadway tourやnational tourとも呼ばれます。ピッツバーグのような都市でも本格的なブロードウェイ作品を楽しめるのは、このtouring productionがあるおかげです。ニューヨークのオリジナル公演と比べてクオリティが落ちると思っていましたが、実際に観てみるとセットも演出も想像以上に豪華でした。
例文
- The Great Gatsby touring production came to Pittsburgh this spring.(『グレート・ギャツビー』のツアー公演が今春ピッツバーグにやってきました。)
- The band is doing a world touring production starting next month.(そのバンドは来月から世界ツアーを行います。)
understudy
代役
主要キャストが出演できない場合に備えて準備している代役のことです。ブロードウェイでは長期公演が多いため、understudyの存在は非常に重要です。今回の公演ではマイクトラブルが発生しましたが、その場でunderstudyが登場するわけではなく、あくまで出演者が出られない場合に備えた存在です。日本語の「アンダースタディ」としても使われることがあります。
例文
- The lead actor was sick, so the understudy performed instead.(主役の俳優が体調不良だったため、代役が代わりに出演しました。)
- She spent years as an understudy before finally getting her own lead role.(彼女は何年も代役を務めた後、ついに主役を手にしました。)
intermission
休憩時間
公演の途中に設けられる休憩のことです。ブロードウェイでは1幕と2幕の間に15〜20分程度のintermissionがあることが多く、この時間にロビーでドリンクや軽食を購入する人が多くいます。今回の観劇でも、intermissionの間にワインを手にした人たちがロビーに集まっていました。
例文
- During the intermission, most people headed to the lobby for drinks.(休憩時間、ほとんどの人がロビーへドリンクを買いに行きました。)
- Let’s meet by the entrance during intermission.(休憩時間に入口のところで会いましょう。)
劇場内の案内
no outside food or drinks
飲食物の持ち込み禁止
劇場の入口や案内に書かれていることが多い表示です。Benedum Centerでも同様のルールがあり、外からの持ち込みは禁止されていました。その代わりに劇場内のconcessions(売店)で購入したものは客席に持ち込めます。outsideが「外部からの」という意味で使われているのがポイントです。
例文
- The sign at the entrance said “No outside food or drinks."(入口の案内に「外からの飲食物の持ち込みは禁止」と書かれていました。)
- No outside food or drinks are allowed in the stadium.(スタジアムへの飲食物の持ち込みは禁止されています。)
感想を伝える
spectacular
圧巻の・壮観な
視覚的に圧倒されるような場面や演出を表す形容詞です。amazingやwonderfulより「スケールが大きくて目を見張る」というニュアンスが強く、舞台のパーティーシーンのような大規模な演出にぴったりの言葉です。名詞として「壮大なショー・見世物」という意味でも使われます。
例文
- The party scene in the second act was absolutely spectacular.(2幕のパーティーシーンは本当に圧巻でした。)
- The fireworks display on New Year’s Eve was spectacular.(大晦日の花火は壮観でした。)
well-produced
完成度が高い・丁寧に作られた
演出・音響・衣装・舞台装置など、公演全体のクオリティが高いことを表す表現です。「良い作品だった」と伝えたい時にgoodやgreatの代わりに使うと、より具体的なニュアンスが伝わります。ツアー公演に対して「こんなに作り込まれているとは思わなかった」という驚きを含めて使うのに適した表現です。
例文
- I was surprised by how well-produced the touring show was.(ツアー公演がこれほど完成度が高いとは思っていませんでした。)
- The event was well-produced from start to finish.(そのイベントは最初から最後まで完成度が高かったです。)
ブロードウェイの公演は英語が分からなくても十分楽しめますが、こうした表現を知っておくと観劇前後の会話がぐっとスムーズになります。ピッツバーグでも定期的にツアー公演が行われているので、ぜひ足を運んでみてください。



