実際にUrgent Careを受診したとき、英語のやりとりで「これ、なんて言えばいいんだろう」と詰まる瞬間が何度かありました。
この記事では、その体験をもとに、受診の流れに沿って使われる表現を紹介します。看護師からよく聞かれる質問への答え方、症状の伝え方、医師の言葉の聞き取り方まで、実際の場面をイメージしながら読んでいただけると思います。
受診の流れ全体については、こちらもあわせてご覧ください。
→ ピッツバーグでUrgent Care受診 — 指を切った話
診察前:看護師とのやりとり
診察室に入る前に、看護師からいくつかの質問があります。氏名・生年月日・病歴・アレルギーなどを確認されることが多く、あらかじめ答えを用意しておくと安心です。
Do you have any allergies?
アレルギーはありますか?
薬・食べ物・環境(花粉・ペットなど)に対するアレルギーを確認されます。
ない場合は No, I don't. または No known allergies. で伝わります。ある場合は I'm allergic to 〜. の形で答えましょう。
答え方の例
- No known allergies.(アレルギーは特にありません。)
- I’m allergic to penicillin.(ペニシリンにアレルギーがあります。)
- I’m allergic to shellfish.(甲殻類にアレルギーがあります。)
Are you on any medications?
現在、何か薬を飲んでいますか?
be on 〜 は薬を継続的に服用している状態を表します。常用薬がある場合は薬の名前も伝えられると理想的です。ない場合は No, I'm not. でシンプルに答えられます。
答え方の例
- No, I’m not on any medications.(特に薬は飲んでいません。)
- I’m on blood pressure medication.(血圧の薬を飲んでいます。)
- I take ibuprofen occasionally for headaches.(頭痛のときにたまにイブプロフェンを飲む程度です。)
I cut my finger and it won’t stop bleeding.
指を切って、血が止まらない状態です。
症状を伝えるときの基本フレーズです。won't stop 〜ing は「なかなか〜が止まらない」という継続性を表すのに便利です。
blood(血)は名詞、bleed(出血する)はその動詞形です。bleeding(出血)は動名詞として stop bleeding(出血が止まる)のように使います。
例文
- I burned my hand and it won’t stop hurting.(手を火傷して、痛みが続いています。)
- I twisted my ankle and it won’t stop swelling.(足首をひねって、腫れが引きません。)
It’s been going on for about 〜.
〜ほど続いています。
症状がいつから続いているかを伝えるフレーズです。It's been going on for 〜 は「〜の間ずっとこの状態だ」というニュアンスで、継続的な症状の説明に使います。
例文
- It’s been going on for about 12 hours.(12時間ほど続いています。)
- It’s been going on for a few days.(数日間続いています。)
知っておきたい:病名・既往症の単語
病歴を確認される際に出てくることがある病名です。「〇〇の既往症があります」と伝えたいときは I have a history of 〜. の形が使えます。
- diabetes(糖尿病)
- hypertension / high blood pressure(高血圧)
- epilepsy(てんかん)
- asthma(喘息)
- heart disease(心疾患)
- thyroid disease(甲状腺疾患)
- anemia(貧血)
- kidney disease(腎臓疾患)
- depression(うつ病)
- anxiety(不安障害)
例文
- I have a history of asthma.(喘息の既往症があります。)
- I was diagnosed with hypertension last year.(昨年、高血圧と診断されました。)
診察:医師とのやりとり
看護師によるヒアリングのあと、医師が診察室に入ります。症状の確認・処置の説明・質問の確認という流れが一般的です。
The bleeding has almost stopped.
出血はほぼ止まっています。
「完全には止まっていないが、もうすぐ止まりそう」という微妙な状態を正確に伝えられるフレーズです。almost は「ほとんど・もう少しで」というニュアンスで、症状の程度を細かく説明したいときに役立ちます。
例文
- The swelling has almost gone down.(腫れはほぼ引いています。)
- The pain has almost disappeared.(痛みはほぼなくなりました。)
No stitches needed.
縫合の必要はありません。
stitches は「縫合・縫い目」を意味し、傷口を縫うことを stitch と言います。医師にこう言われたら、処置は比較的軽くて済むということです。逆に You might need a few stitches.(何針か縫う必要があるかもしれません)と言われることもあります。
例文
- The cut is small, so no stitches are needed.(傷は小さいので、縫合の必要はありません。)
- You might need a few stitches for that cut.(その傷は何針か縫う必要があるかもしれません。)
Do you have any questions?
何かご質問はありますか?
診察の最後によく使われるフレーズです。日本では遠慮してしまいがちですが、アメリカの医療現場では積極的に質問することが自然とされています。Feel free to ask if you have any questions.(何でも気軽に聞いてください)と言われることもあります。
聞きたいことがある場合は I have a question about 〜. や Could you tell me 〜? で話し始められます。
質問の例
- Could you tell me how often I should change the bandage?(絆創膏はどのくらいの頻度で替えればよいですか?)
- Where can I get the ointment you mentioned?(おっしゃっていた軟膏はどこで買えますか?)
- Is it okay to get it wet?(濡らしても大丈夫ですか?)
実際に受診してみて、看護師も医師もとても丁寧で、聞き取れなかったときは Could you say that again?(もう一度言っていただけますか?)と伝えれば快く繰り返してくれました。
完璧な英語でなくても、症状を伝える最低限の言葉があれば、十分に診てもらえると感じています。